入学、就職おめでとうございます。
都内は先週の火曜日に桜が満開になりました。
風が吹くたびに花びらが散り、
これもまた風流です。
我が国は4月が出発の季節になります。
数年前の4月の末に口臭外来を受診した女性の話をします。
その女性は3月に高校を卒業したばかり、
4月からはパテシエになるための専門学校に入学しました。
開口一番「先生連休明けに学校辞めます」
この人、何を言ってるのか理解できませんでした。
わたしが深呼吸をして気持ちを落ち着かせてから、
ゆっくりと問診を始めました。
口臭を意識始めたのは中学生の時だそうです。
よく不登校にならずに立派に高校を卒業しました。
わたしは何人か、口臭を気にして、不登校になり、
ひきこもりになった患者さんを知っています。
残念ながら、交流はあり、口臭は治りましたが、
不登校のままであり、ひきこもりのままです。
この女性は中高生までは、机も独立していて、
友人との適度な距離を置くことができたので
通学できたのですが、専門学校は、長い机に
折りたたみ式の椅子で隣の友人との距離が
肩を寄せる状態だと言っていました。
この距離だと、自分の口臭がわかってしまうとの
ことが悩みなのです。
この女性の場合、家に帰ると口臭は
気にならなくなるのです。
緊張時口臭という言葉があります。
彼女の場合は、友人との距離に
ストレスを感じて唾液の分泌が悪くなり、
口臭が発生することがあるのです。
こういうケースはよくあり、
木馬歯科の口臭外来で十分に対応できました。
1ヶ月後の再診では
満面の笑みを浮かべて自信を取り戻しました。
彼女は今どこかのケーキ屋さんで
思う存分力を発揮していることと思います。
口臭が気になって、不登校になったり
ひきこもりになるくらいなら
木馬歯科で相談してください⇒