お口の健康から全身の健康を考える(3)
成人の8割が歯周病に罹患しているという事実。
これは、ここまでブラッシングを続けるべきというゴールが
定まっていないからなのです。
100m走であれば、100m走らないと記録が残りません。
それを、ほとんどの方が80m走ったところでやめているのです。
いかに歯垢が落ちていないかがわかります。
歯ブラシの当て方が違っていることもあれば、
時間が短すぎることもあります。
木馬歯科の基準では、
磨き残しが10%未満を合格としています。
ゴールと言ってもいいと思います。
1回指導しただけでは、指導とは言えません。
なぜなら、患者さんの現状でしかないからです。
指導した後に、患者さんがどのように変わったのかを
確認する必要があるのです。
何度も何度も指導を受けて、
ブラッシングは上達していくのです。
でも回数を重ねるたびに、
ブラッシングは必ず上達していくのです。
歯垢染色液により染色された値は小さいほど、
ブラッシングは上達したことになります。
その数値をプラークスコアーと言いますが、
患者さんは数値に興味を持ちますが、
口の中の感覚が変わっていくのも
わかってくるのです。