口臭に年齢は関係ありません。
木馬歯科の口臭外来には最年少は小学校１年生、最高齢は７８歳です。
今回紹介する患者さんは少し前に終了した方ですが、
会社員を少し前にリタイアしている男性です。
自分では口臭があるという感覚はありません。
奥さんに臭いと言われて仕方なく来院しました。
初診時に、「この方法をすれば、朝起きてすぐにキスできますよ」と言いました。
半信半疑だったことでしょう。
１ヶ月後の再診は笑顔で診療室に入ってきました。
治ったことはすぐにわかりましたので、
「奥さんとキスしました？」と聞いたら。
「いやいや」と笑顔で答えました。
「言うとおりにやったら、すぐに効果がでたのでビックリしました」とのこと。
ほんだ式は、すぐに効果がでるのです。
リタイアすると、男性は奥さんといる時間が長くなります。
奥さんも、いくら愛する亭主でも長時間いっしょにいるという
ことに慣れないこともあると思います。
しかも、亭主の口が臭いとなると嫌になってしまうかもしれませんね。
リタイア後の人生も夫婦仲良くやってもらいたいものです。
臭いと言われます、、、、
今回は読売新聞デジタル版発言小町に投稿のあったものを取り上げます。
15歳、女子高生です。
私はある日突然臭いと言われるようになりました。
嫌がらせではなく、不特定多数、知らない人にまで言われました。
家族や友人はしないと言うのですが、、、。
思いきって病院に行ったら、精神的なものとして扱われて終わりでした。
ニオイの原因、どこからくるのかは分かりません。
衣服でもなく、体を直接嗅いでも無臭で、ワキガでもないようです。
なんとなくですが、ニオイがするときとしないとき、感じる人、感じない人がいるのかなと思いました。
割と仲良かった人が急にそっけなくなったりもしました、、
最初は自分だとはまったく思いませんでした。
ですが、だんだん確信を持つようになりました。
本当に私の単なる思い込みや自臭性ではありません。
もう言われはじめてから4ヶ月ぐらいたち、学校でもかなり噂になっています。
辛すぎて、いっぱい泣いて、成績もすごく下がって、自殺を考えてしまいます。
親に話すと、いじめだと騒いだり、ヒステリックになったりして、学校に電話までされました。
いまだに言われているとは言えないので、取り繕って過ごしています。
対策はかなりしています。
洗剤や干し方、防臭のシャンプー、ソープ、無臭の消臭スプレーなどです。
食事も、サラダやビタミン、水をよく摂っています。
防臭のために、通販で高い洗剤やシャンプー、雑貨を買ったりして、もうお金と精神が限界です。
どなたか、ご意見をお願いします。
生活、食事、サプリ、何でも構いません。
稚拙な文章で申し訳ないです。
上の赤字の部分はそのままを載せました。
本人はさぞかし辛い思いをしていることでしょう。
以前勉強会で体臭専門医の医師、五味先生から講義を受けたことがあります。
一番印象に残ったことは自殺者の２割は体臭を苦にして亡くなっているということでした。
私は、その話を聞いた時、ならば口臭を苦にして自殺する人もいるだろうと思いました。
師匠の本田先生は「患者さんは命がけで来院しているので、期待に応えるように」と言われています。
私は、いつも全力で口臭患者さんに対応しています。
今回の、１５歳の女子校生ですが、どういう科に行ったかわかりませんが、
精神的なものという判断をされています。
便利な言葉があるものです、訳すと「俺には治せない」と言っているのです。
口臭であれば、木馬歯科で対応してあげたいところですが、
体臭なので、五味先生を紹介してあげたいところです。
ほんだ式口臭治療のゴール
ほんだ式口臭治療の目指すものは？
本田先生の本にも出てくるのですが、
アメリカ映画の中で、カップルがダブルベットで寝て、
朝を迎えて、起きてすぐに「I love you.」と言って
キスをするシーンてよくありますよね。
口臭で悩む方に聞いたところ、
よくあるのが、２４時間３６５日口臭が気になると言うのです。
そんなことないでしょと思うのだけれど、
こういう回答する人って多いのです。
要するに、目が覚めている時は口臭のことばかりを
考えているのです。
もしかしたら夢の中でも口臭のことを考えているかもしれません。
私は、言い方を変えて、一番臭い時が１００としたら、
１日中１００ではないよね。
一番臭いのはいつ？と聞くと朝起きた時、
と答える人が一番多いです。
ですから、寝起きにキスをするなんて信じられないのです。
寝起きの口臭って多かれ少なかれ誰でもあるのです。
これを起床時口臭と言います。
誰もが一番臭いと思っている起床時口臭を
無臭にしてあげるて、本人も無臭を自覚すると、
９９％口臭治療は成功します。
実際、ほんだ式の口臭治療では、
これが可能なのです。
ほんだ式の口臭治療はこれだから信用されているのです。
口臭が原因で夫婦問題になることも
口臭の悩みって千差万別なのです。
ここで発表するケースは患者さんの同意を得て、
しかも若干のアレンジを加えていることを最初に言います。
最近のケースではなく２年以上前の話です。
受診者は３０代の男性です。
話した感じではそれほど口臭に悩んでいるようには
思えないのです。
しかしながら、奥さんとは別居中とのこと。
原因は寝室の悪臭とのこと。
悪臭は口臭からくるものと考えている。
被害者は奥さんというわけだ。
こうなると、たかが口臭とは言っていられない。
しかしながら、別居の原因は本当に口臭だけにあるとは
限らないようにも思える。
口臭を治すことはできるが、
口臭が消えたからといって、
夫婦関係が元に戻るかどうかはわからない。
２年以上前のケースなので、
結論はわかっている。
口臭の問題は解決しました。
これ以上は言わないでおきましょう。
口臭治療の流れ
口臭治療って具体的に何をやるのか、不安ですよね。
木馬歯科のホームページには流れが詳しく書いてあります。
しかしながら、わかりやすく書いてはあるのですが、
電話をかけていただけると、受付が再び再説明をしています。
まず、電話をいただいて明日に治療開始というわけにはいきません。
なぜなら、１週間の生活習慣表というのを提出していただいています。
ですから、電話をいただいて一番早くても１週間後ということになります。
生活習慣表には１週間の食生活や口臭をどのように感じたか、
口の中の快、不快感、今やっている口臭対策法なんかも書いてもらっています。
こういうのをいただきながらも、
実際に来院していただいた時にも、患者さんの言葉、
表情を診て。
それから客観的な口臭測定器や唾液の検査などをして、
わたしの鼻を使っての官能検査をして
総合的に判断して、口臭が発生する原因を分析します。
そして、わかりやすく患者さんに説明します。
それから、口臭を根絶する対策を示します。
対策については朝起きてから夜寝るまでの間、
具体的に行動を話します。
難しい対策ではありません。
ですから、言った通りに行動していただければ
すぐに効果が実感できるのです。
行動しないとダメです。
当たり前ですよね。
でも、今までしたことのない行動になりますので、
口臭が発生する原因を納得していただけないといけないのです。
１か月後に確認のために来院していただきます。
全員が笑顔で来院します。
笑顔を見れば効果があったことがわかります。
そして口臭外来は仮卒業となります。
仮と書いたのは、
卒業後が大切なのです。
口臭治療には終わりがあるようで、ないのです。
これからは不安との闘いとなります。
口臭を意識している方は、
現在口臭があるかどうかは実際の所はわからないのです。
すると、他人の仕草で判断したり、
ドラッグストアーで売っている口臭チェッカーを使ったりします。
他人としゃべる時、口元に手をあてて話す人っているのです。
たいていは、その方自身が口臭があるのではないかと不安なのです。
口臭チェッカーはどのようなガスに反応するかわからないのですが、
１日、はーはーと息をかけていれば、針が振れることもあるのです。
口臭治療の方法も、日々進歩しています。
以前は卒業してもらい終わりでしたが、
現在は心のケアーという意味で、
定期的に来院してもらい、
私自身の鼻で官能検査をしてアドバイスをしています。
口臭治療は奥が深いのです。
たかが口臭、されど口臭
口臭外来という看板を出して７年。
色々な人の人生を見てきました。
皆さん命懸けで来院しているというのもよくわかりました。
よくわかっているので、わたしも全力投球してきました。
まずは、患者さんの話をよく聞くということ。
患者さんの話を遮ることなく聞いていたら、
１時間経過していたなんてことはよくありました。
患者さんに近づいて話を聞こうとすると、
患者さんが逃げるように距離を置くということもよくあります。
わたしは、患者さんの目を見て対面しようとしても、
患者さんは、顔を背けて話をしようとする。
患者さんが、口臭という悩みから解放されて、
喜びの涙があふれるということにも出会いました。
入ったばかりの学校を口臭があるから辞めたいと
言っていた患者さんが無事に卒業して資格を得て
希望の職業に就いたという報告を受けた時は
わたしも大変うれしいものです。
口臭外来を受診するってすごく勇気のあることです。
バスに口臭は治るというチラシを置いたこともあります。
そのチラシを持って来院した方は、
チラシを持って帰ることすら恥ずかしくて
なかなか行動できなかったと言っていました。
口臭から解放された方に、この治療法を他の方に
紹介できるか、聞いたところ、
とてもできないと言っていました。
口臭で悩んでいる方は大勢いるんです。
でも、どうしていいかわからないのです。
たかが口臭、されど口臭。
いつも全力投球でがんばります。
新報道２００１ 莫大な医療費を救うのは歯医者
本日のフジテレビの朝の情報番組で、
莫大な医療費を救うのは歯医者と、特集をしていました。
九州の歯医者が入れ歯を噛めるように調整することにより、
寝たきりになった老人を起きられるようにしたり、
認知症症状が改善したりという映像が流れていました。
非常に興味深いものがありました。
キャスターやコメンテーターも驚いていましたから、
一般の人も驚いたことでしょう。
現状で日本人はまだまだ口腔ケアに対して
関心が低いと思います。
莫大な医療費とはいくらだと思いますか？
国民葬医療費は４０兆円なのです。
あまりにも大きすぎて感覚が麻痺してしまいますが、
国家予算が９６兆円ですから、半分ですね。
公共事業は槍玉に上がりますが、６兆円です。
医療費って公共事業の約７倍です。
なぜ、莫大な医療費を救うのは歯医者かというと、
口腔ケアをしっかりすることにより、
病気を予防できるからです。
わたしの感覚では、口腔ケアができている人は１割だと
思います。
これを３割の人がしっかりとできるようにすれば、
国民総医療費は半分にできるはずです。
ところで、しっかりした口腔ケアはどうすればいいの？
で懇切丁寧に教えますよ。
